低収入でも貯金をする方法
こんにちは、キャリアカウンセラーのマローです。
今回は「貯金」について解説します。
なぜカウンセラーが貯金の話しなのか?それはお金と心理には大きな関係があるからです。お金に対して歪んだ考えを持っていると貯金は難しいと思います。逆にお金に対する考え方を変えれば大きく貯金を増やすことができます。
幸せになるためにお金は超重要
「お金だけで幸せになれない」という人もいますが、お金がないために不幸になっている人は多いと思います。多くのもめごとはお金が絡んできます。
少なくともお金があれば解決することも多いし、不幸を取り除くことができることも多々あります。
ここからはお金に対する考え方を心理的に解説します。
- 贅沢しているわけではないがお金が貯まらない
- 多少貯まってもいつの間にかなくなっている
- 貯金の仕方がわからない
- 貯金は無理とあきらめている
必要なものとほしいものを区別する
私自身お金に対する考え方を変えてからは収入の3~4割を貯蓄や投資に回しています。私は一般的な会社員ですので特段普通の人と変わりません。
変わったのは収入ではなく使い方や考え方です。
見えない「欲」を洗い出す
例えば通勤で車が必要だとします。「必要」という観点からすると100万円の中古車でも十分事足ります。
ところがこれに「欲」がからむと、どうせなら家族でゆったり乗れる大きい車を、とかCMで流れてる車はかっこいい、とかアウトドアでも使いたい...などの欲求が上乗せされいつの間にか300万円の新車を成約してしまっていたりします。
現金がないならカーローンでと更に金利分を上乗せされてしまいます。金利分は合計いくらかなんて面倒くさくて考えないというのが典型ではないでしょうか。
これが「欲」の恐ろしさです。金利も含めると合計200万円以上多く支出しています。これは明らかに浪費ですが本人は必要なものとして処理していると思います。
それどころか新車を購入した嬉しさでオプションを たくさん付けカスタムまでしてしまう人も少なくないと思います。
何も300万円の車を買ってはいけないということを言っているのではなく、その200万円の差額にそれだけの価値があるのかを冷静に考えてほしいということです。
200万円があれば何をできるかを考えてください。
世間体という見えないプレッシャー
人間だれしも見栄をはる生き物ですが、それには必ずお金が絡んできます。
先ほどの車の例で例えるなら、いい大人が中古車ではみっともない、とか○○さんとこは高級車を買ったなど皆から下に見られたくない という考えが根底にはあります。
要はコンプレックスです。お金がないがお金がないと思われたくないという気持ちの表れです。
一方、最近の富裕層は意外にも質素な人が多いようです。車は中古車、服はユニクロ、時計は数千円のカシオ、スマホは格安SIMなど。
これは単にケチではなく価値がないと判断したらお金を極力かけずに自身にとって価値のあるものだけに集中投資するということです。
大事なのは他人の価値基準ではなく自分の価値基準をで判断することです。
自分の欲に優先順位をつける
人の欲望は際限がなくお金持ちであっても欲しいものを全て買っていたらお金は足りません。宝くじの高額当選者がその後自己破産したというのも珍しい話ではないように、欲望のコントロールは思ったより難しいものです。
欲望のマネジメントをする
必要なものは論理的に考えられるが、ほしいものは感情的になってしまう。
感情的になると論理的に考えられなくなり財布のひもが緩んでしまう。
なので感情とお金は分けて考える必要があります。
これは浪費なのか、必要経費なのか、自己投資なのか。
浪費を浪費と認めないといつまでたっても変わりません。
それって本当にほしい?必要?
自分がほしいと思っている物でも、それはテレビCMなどの影響によるものの可能性は否定できません。テレビCMなどは多額の資金を投入しているので恐ろしいほどに完成されたマーケティングを駆使して宣伝をしてきます。
なのでターゲットにされている層の人は多くの確率で商品を購入していると思います。
例えば車のCMなら単に性能だけを宣伝しているCMはないと思います。必ず爽快に道を走っていたり家族でアウトドアをしていたりと、この車を買えばこんな未来が待っている、こんな気分になれるといった感じのCMが多いと思います。
これで多くのターゲット層はほしいと思わされてしまい、知らず知らずに浪費をしてしまうという構図です。
まとめ
- 必要な部分と欲しい部分を冷静に分け、浪費を抑える
- 目に見えない世間体である「下に見られたくない」を捨てる
- 自分の物欲に優先順位をつけ、不必要なものは排除する
- テレビCMや周りの意見に惑わされて「欲しい」と思わされないこと
私自身も以前は収入に見合わない車や洋服、腕時計などをなんの躊躇もなく購入していました。でもそれは結局自分がほしいというよりほしいと思わされていたといったほうが正しいと思います。その根底には「よく思われたい」「下に見られたくない」という気持はどこかにありました。
お金はもちろん使うためにあるものですが、限りがある以上間違った使い方をすれば手元に残らなくなります。
単になんでも節約すればいいというものではありません。限られたお金をどう使うかで幸福感が変わってきます。
まずは一度お金の使い方を考え直してみてください。